三十路100%

部屋とワイシャツと三十路

secret emotion〜会社でウンコをする気持ち〜

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ひどいタイトルだなっ!!!

でもこのタイトルを見てアクセスしてくれたそこのあなた、ハグしよう。ハグ。

ちょっとアメリカの人っぽくぎゅーっとはしないおしゃれなハグしよ。

あとついでになんか両頬の付近でチュッ、チュッて音出す日本人からしたらまじ謎の動きやろっ!

 

こんにちはー!三十路です!

 

今日はね、人間からは、いや、この世界のありとあらゆる生き物からは切っても切れない関係である「ウンコ」の話をしようと思う。

私は30歳のOLで普段はホットヨガでもしそうな女を装っているけど、今日はウンコの話をさせてもらおう。

ウンコウンコ連呼することが予想されますので不快な方は引き返していただいたほうがいいかと思います。

 

それでは残ったウンコLOVERのみなさん!!

OLのウンコ話はっじまっるよーーーー!!!!

 

下痢はいつでも突然に

いつものように会社に出勤し、この世の約8割の人間が誰でも出来そうな仕事をしていた水曜日。

いつものようにお昼は社食に向かい、仲の良い同期とうちの社食の水曜日名物、油だらけの担々麺を食べて、午後の仕事に戻りました。

 

午後一の仕事はいつだって眠くなるもんだと思うんですが、その日は一味違いました。

どことなく襲ってきた便意に気づかないように仕事をしていた私でしたが、目を背けられないほどの腹痛がじわじわと押し寄せてきたのです。

 

普段は便意を催すと割と限界まで我慢してからトイレに赴き、すっ、とスマートに排出をするのが三十路スタイルなんですが、いやウンコするだけなのにスマートとかよく言えたな、って感じなんですが、それは置いといて、この日はそうじゃなかったんです。

 

急に寒気を感じ、カーディガンを羽織りましたが時既に遅し。お腹はゴロゴロと鳴り出し、腸がキューっと締め付けたり動いたりするのを感じました。

 

三十路「Oh my god! Are you GERI?!」

腹「Yeees.. Maybe...」

 

とにかく腹は一瞬にして限界を迎えました。

慌ててトイレに駆け込む私の頭に一つの想いが巡りました。

 

周りの人にウンコをするとバレたくない

いや、もういい大人よ!わかってるよ!

私がウンコをする事をみんなは知ってるし、みんながウンコをする事を私も知ってるよ!

どんなお洒落でキレイな芸能人もウンコはするし、老若男女ウンコから逃れたやつはいないんだよ!

生きている限りウンコはするんだから、「生きる」ってことはウンコをするってことなんだよ!

 

わーーかってるよ!!わかってる!

ちゃんとわかってる!伊達に30年生きてきてない!

 

でもさ、でもさ、

今この瞬間三十路はウンコしてんだなーって、あ、ウンコして帰ってきたって、ウンコした後なのに冷静なフリしてるわって、そんな風に見られるのは私、私、嫌なの。無理なの。

 

だから極力焦りは見せず、ちょっと化粧直してきまーす!みたいな顔で、お昼明けだからテカリ気になっちゃうんですぅー(困り顔)みたいな感じで、悠々とトイレに向かったんですねぇ。

 

もちろんその頃お腹はドコドコドコドコてんやわんやの大騒ぎですよ。下痢です!下痢です!下痢ですよ〜!って大太鼓、小太鼓、笛太鼓、三者三様の騒ぎっぷりよ。

もう気分は私だけの太鼓フェス開幕って感じ。

 

そしてたどり着いたの、祭りの舞台にね。

そこで、まあ、あの、しっかり目に下痢をした訳なんですけど、まあ、あの、下痢の詳細は流石に割愛しとくわ。

まあ、あの、いわゆる下痢よ。みんなも知ってるでしょ。The 下痢ね。

すっげぇ激しいバージョンのやつをしてね、その間音姫は歌いっぱなし、私の太鼓と音姫紅白歌合戦ね。

 

そんでやっとふぅ〜〜〜〜って一息ついて、舞台を後にして、前髪とかちゃんと直してまた席に戻った訳ね。

 

帰ってきた下痢

やっと落ち着いたわ〜〜つってパソコンに向かいそろそろ仕事すっか!つってマウス持った瞬間に、襲ってきた便意

そうだ。忘れてた。下痢の時って絶対二回盛り上がる瞬間があったんだった。

ハリーポッターだってそう。クディッチで一回盛り上がってからのヴォルデモートとの対決じゃん。 小林幸子だってそう。派手な衣装で登場してからのバリって服めくれてもう一着半端ねぇ服出てくんじゃん。

なんで忘れてんだよ三十路。お前バカかよ。何年生きてんだよ。ってなったよねまじで。

 

トイレから帰って速攻下痢のセカンドアタック。いや流石に私も耐えた。

トイレ行って帰ってきてまたすぐトイレ行くのは怪しいもん。絶対そいつ腹下してるもん。

いや、誰もそんな私がトイレ行く回数なんか気にしないとは思ってるよ?でもさ、流石に隣の席の先輩はさ、なんか思うじゃん?思うよね?

隣の席の人が何度も頻繁に席立ってどっか行くの不審に思わない?私だけ?

 

とりあえずウンコをしているってバレたくない私は本当に耐えた。冷や汗かきながらもカーディガンのボタンもしっかり止めて膝掛けをお腹に巻きつけて、左手でお腹を温めながら耐えた。

もう喉はカラカラ。マウスは意味もなくエクセルを開いて閉じてってするだけ。

 

それでも頑張ってなんとか15分ほど耐えた私でしたが、流石にもう限界を迎えてトイレに向かいました。

 

つまりお昼明けてから30分ほどの間に二回トイレに行ったの。もう完全に黒。

でもそこはさ、大人だし、みんなもいちいち何も言わないよね。

てかウンコしてるだけだし!!!はっ?!なんも悪くねーし!!!!ウンコだし!!!みたいな開き直りもあったよね。

 

そして思い出したんです、あの頃を。

 

早く大人になりたかった理由

小学校の頃ってさウンコするのバレるのが一番の恐怖じゃなかった?

学校のトイレでウンコするとかめっちゃ勇気いることだったし、バレたら死ぬほど盛り上がっちゃうじゃん?小学生なんてウンコとかオナラとかでめちゃくちゃフロア沸くじゃん?

 

授業中にトイレ行くとかも死んでもできなかった。

 

それがすごい嫌でさ、基本ウンコは我慢する派だったのね。

だからさお母さんに「大人っていいよね。早く大人になりたい。」って神妙に話したこともあったよね。

多分お母さんもいじめにでもあってんのかな?とか勉強うまく行ってないのかな?とか心配したと思うんだ。

でもあの頃の私は勝手にトイレに行ってウンコしていい大人が本当に羨ましかっただけなんだよね。

 

で、その憧れてた大人になった今よ。

今でも私はウンコバレの恐怖から結局逃れられずにいるわけ。

かわいそう。小学校の時の私。状況は変わらず、いや多少変わったけども、ウンコバレの恐怖っていうトラウマはそう簡単には拭い去れないものなんだ。

 

嘆きのマートル

そんなこんなで過去に想いを巡らしながら仕事に戻った私だったんですけれども、そこでまさかの太鼓 again。

 

いやもうなんなら小さい声で「えーーーっ笑」って言ったよね。

3回目とかある?いや、たまにあるけど、しっかり出し切っての3回目はさすがに腹下しこじらせすぎじゃない??って。

いやお昼に油まみれの担々麺食べた私にも非はあるけどさ、水曜日の名物だしそこはしょうがないじゃん?って。

 

もういよいよウンコはバレるわよ。なんであたし30歳のOLで髪とかかきあげて女ぶってるのに、下痢しなきゃいけないのよ。ってなるよね。そりゃ。

 

でもさ太鼓ブラザーズは待ってはくれない訳。せめてあと1時間くらい開けてくれたら、美容のために常温の水飲みすぎてトイレ行きたくなった女としていけるのに、そうはさせてくれないの。

もう午後は本当トイレとデスクのシャトルランしかしてないもん。

 

もう耐える気力もない私が思いついたのは、のっぴきならない私用の電話がかかってきた女ぶることだった。

そんで携帯ちょいちょい見つつ、あー、困っちゃったなーっていうフリをしたわけね。

 

ここまで書いてて思ったけどほんとしょうもないね。バカかよ。笑

 

普通に考えたらさ、仕事中に携帯で私用の連絡するために仕事全然手付かずのやつより、腹下して下痢してるやつの方がまだ可愛げあるのにね。

もう、携帯持ってまーすアピールもなんならしつつ、トイレ向かって無事全ての太鼓達を沈めることに成功しました。

 

本当に長い戦いだった。

ロードオブザリング並みのアドベンチャーだった。個人的には。

 

トイレの中でお尻が痛くなりつつ、なんか泣けてきて。なんで私こんなにお腹痛いのとか。なんでウンコバレしなきゃいけないのとか。内心すごい落ち込んでて、完全にOL界の嘆きのマートルだった。

OLだけが出場する嘆きのマートル大会あったら完全に優勝してるし、もうなんなら嘆きのマートルの称号は私の手に輝いた。

 

ウンコはしてもいいんだよ

そんなこんなで、まあ、携帯持ってきたし、涼しい顔してたし、ウンコとは思われてないかもなって思いつつ席に戻った私に、隣の席の先輩が優しく「体調悪い?大丈夫?」ってきいてくれたから涙滲ませながら「下痢です!」って答えて私の嘆きのマートル大会は無事終了したのですが。

 

こんな歳になってもそんなことに色々気持ちを持ってかれてるほどに、ウンコバレの恐怖はあるわけです。

 

ここまで長々と喋ってきたけど何が言いたいかってウンコしてもいいじゃん!って思える子供達が次世代を作ってくれることを夢見て選挙に行こうと思います。

 

以上マートルでした。

お付き合いありがとうございました。